そろばんの良し悪し
年長さんの夏前に始めたそろばん。
週1〜2回教室に通い、お家でもやれる日はやるようにして、なんとか1年半続けてきました。
現時点で珠算4級、暗算3級を取得しています。
以前にも少し書いたような気がしますが、またまたそろばんについて、親の目線で思うところを綴ってみます。
まず、メリットから。
やはり、数字に抵抗がなくなるということでしょうか。
現時点では、すでにそろばんでカンマや小数点がつく数字が出てきているので、大きな数や小数を見て拒否反応を起こすことはないと思います(分数はどうなるかわかりません)。
小学校の低学年でここまで数字に慣れておけば、初っ端で「算数嫌い」になることはないと思われますので、小さいうちからそろばんを始める子が多いのも納得です。
数字慣れした延長で、こないだ夏男が数字遊びをしていました。
具体的には、車のナンバープレートの数を足したり引いたりして、10になるかどうかを考えるというもの。
10になる車を見つけると、興奮して教えてくれるのが可愛かった(笑)
そろばんっ子だな〜と感じた出来事でした。
それから、もう一つ。
問題を解くスピードが早くなりました。
6月に受けた外部の学力テストでは、最後まで問題を解き終わらない子が続出したとのことですが、夏男は最後まで解いていました。
おそらく、そろばんのおかげで前半の計算問題を早く終えることができるため、その後の思考問題に時間を割くことができるのだろうと思います。
学校の宿題の足し算引き算は、本当に一瞬で終わってしまいます。
確実に計算スピードは上がっているので、算数のテストの時間配分という点では有利に働いていると思います。
次にデメリットとして感じていること。
(あくまで親の主観です)
それは、なんでも頭で考えるようになってしまったことです。
計算問題はもとより、文章問題、図形問題にしても、夏男は問題文を読み終わると、斜め上を見てとにかく頭の中で考えるのです。
暗算がある程度できるようになってきたことにより、式や図を書かなくてもパッと答えを出せることが増えました。
それゆえに、「おれは書かなくてもわかるから」と、条件を書き出したり、線を書き込むことを嫌がるようになりました。
複雑な問題と出会ったときに、さぞ困るだろうなと思いますが、まだ1年生のため様子を見ています。
※夏男の性格によるところもあると思うので、そろばんのせいと一口には言えないかもしれません。
それから、暗算ができることにより、工夫して計算することをしなくなりました。
例えば、298+298=596という計算問題。
母ちゃんは、計算が得意ではないので、300+300-4=596と考えます。
夏男は、頭の中でそろばんを使ってそのまま素直に298と298をたす。
このレベルだと、母ちゃんのほうが早く答え出ちゃうんですよね。
そして、夏男は怒る(笑)
でも、工夫して解くより、そろばんでそのまま計算したいそうです。
確かに、そろばんで培った暗算は武器の一つとして持つには良いと思いますが、柔軟さも並行して身につけたいところ。
今後の課題かもしれません。
そろばんを始めて1年半の今、主に算数の観点から親目線で感じているメリット・デメリットについて書いてみました。
というのも、そろばんを子どもに習わせるメリットとして、よく「集中力がつく」とか「忍耐力がつく」とか言われてますが、我が家ではまだそこらへんはよくわからないのです。
集中力…あるようで、ない。
忍耐力…どう考えてもない。笑
夏男は上のほうの級まで取りたいようなので、まだまだそろばんは続けるつもりです。
集中力や忍耐力についても、これから伸びることを期待します!